【沖縄の夏】停電の暑さ対策|元消防士パパが実践する熱中症予防

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夏の台風で停電したとき、あなたが一番に心配するのは何でしょうか。

冷蔵庫の食材でしょうか。スマホの充電でしょうか。
もちろん、それも大切です。

でも、元消防士の私が一番に心配するのは「暑さ」です。
エアコンが止まった室内は、命に関わる暑さになることがあります。

この記事では、沖縄で3児を育てる私が実践する、停電時の暑さ対策をまとめます。

この記事を書いた人:元消防士のたるぅ〜
消防士として10年勤務(救急・警防・救助)。
現在は3児(小3・小1・年長)を育てる沖縄のパパ。
現場で見てきた経験をもとに
家庭でできる防災を発信しています。

夏の停電で本当に怖いのは「熱中症」

まず結論からお伝えします。
夏の停電で最も警戒すべきなのは、熱中症です。

理由は、エアコンという「命綱」が止まってしまうからです。
沖縄の夏は高温多湿で、室内でも熱がこもります。

特に危ないのが、夜間や就寝中です。
眠っている間は、暑さや体の異変に気づきにくくなります。

消防庁も、停電が長引くときの熱中症に注意を呼びかけています。
高齢者・子ども・障害のある方は、特にリスクが高いとされています。

現場の声
救急の現場にいた頃、夏になると熱中症の救急要請が一気に増えました。
停電のあとは、その傾向がさらに強まります。
「まさか家の中で」と思う場所こそ、危険が潜んでいると感じていました。

体を冷やす場所は「首・脇の下・足の付け根」

体を冷やすなら、覚えてほしい場所が3つあります。
首・脇の下・足の付け根です。

この3か所を冷やすのが、最も効率のよい方法です。
理由は、太い血管が皮膚のすぐ下を通っているからです。

ここを冷やすと、冷えた血液が全身をめぐります。
体の内側から体温を下げられる、という仕組みです。

これは環境省の熱中症予防情報サイトでも推奨されている方法です。

一方で、おでこを冷やすのは気持ちいいですが、効果は限られます。
太い血管が通っていないため、深部の体温は下がりにくいのです。

保冷剤が使えるうちは、この3か所に当てましょう。
保冷剤がなければ、凍らせたペットボトルや濡れタオルでも代用できます。

わが家では、冷凍庫に保冷剤を多めに常備しています。
キャンプで使う道具なので、防災用に買い足す必要もありませんでした。

停電したら、まず「冷たさ」を守る

停電した直後に、やってほしいことがあります。
冷凍庫の保冷剤を、クーラーボックスへ移すことです。

理由は、そのほうが保冷剤が長持ちするからです。
冷凍庫は開け閉めのたびに、冷気が逃げてしまいます。

クーラーボックスにまとめておけば、溶ける速度を遅らせられます。
わが家では、キャンプ用のクーラーボックスがそのまま役立っています。

凍らせたペットボトルもおすすめです。
体を冷やせるうえに、溶ければ飲み水にもなります。

さらに、断水していなければ浴槽に水をためておきましょう。
水風呂で体を冷やせますし、トイレを流す水にも使えます。

このあたりは、台風対策の記事とも共通する考え方です。

水分と塩分、経口補水液も備えておく

暑さ対策では、水分と塩分の補給も欠かせません。
できれば経口補水液も備えておくと安心です。

経口補水液は、水分と塩分を体にすばやく届けてくれる飲み物です。
ただし、飲ませ方には大切な注意点があります。

意識がはっきりしていて、自分で飲めるときだけにしてください。
少量ずつ、ゆっくり飲むのがコツです。

注意
意識がもうろうとしている、自分で水を飲めない――そんなときは、無理に飲ませないでください。
水分が気管に入る「誤嚥(ごえん)」の危険があります。
この場合はためらわず119番通報し、救急車を待つ間も体を冷やし続けてください。

電気の代わりになるグッズ(わが家の実際)

停電に備えて、電気の代わりになるものも用意しています。
わが家で実際に使っているものを、正直にご紹介します。

まず、モバイルバッテリーは常に充電満タンにしています。
停電が近そうなときは、スマホもフル充電にしておきます。

明かりは、キャンプ用のLEDライトを防災に転用しています。

一方で、ハンディファン(携帯扇風機)はまだ買えていません。
そして今、ポータブル電源の導入を本気で検討中です。

まだ手が出せていないので、実際に買えたらレビューをお届けする予定です。

現場の声
消防士時代からずっと言い続けてきた注意があります。
停電で暗いからと、ろうそくを使うのは避けてほしいのです。
倒れたり、子どもが触れたりして、火災につながる例を見てきました。
明かりは、火を使わないLEDライトが安心です。

停電が長引くなら「涼しい場所へ移動」も選択肢

無理をして家にとどまる必要はありません。
停電が長引くなら、涼しい場所へ移ることも立派な対策です。

冷房が動いている避難所や、公共施設を頼りましょう。
特に高齢者や小さな子どもがいる家庭は、早めの判断が安全です。

車のエアコンで、一時的に涼をとる方法もあります。

注意
車で涼む場合でも、絶対にやってはいけないことがあります。
小さな子どもやペットだけを車内に残すことです。
短い時間でも、車内は命に関わる高温になります。
必ず大人が一緒にいてください。

まとめ:夏の停電は「暑さ対策」を最優先に

最後に、この記事のポイントをまとめます。

この記事のまとめ

  • 夏の停電で最優先すべきは、暑さ(熱中症)への備え
  • 体を冷やすなら「首・脇の下・足の付け根」
  • 停電したら、まず保冷剤をクーラーボックスへ移す
  • 水分・塩分・経口補水液を備える(意識がないときは飲ませない)
  • 無理せず、涼しい場所へ移る判断も持っておく
  • 子どもやペットの車内放置は絶対にNG

わが家もまだ、備えを完璧にできているわけではありません。
ポータブル電源のように、これから整えたいものもあります。

同じように悩む方と、一緒に少しずつ備えていけたら嬉しいです。

停電の前提になる台風そのものへの備えは、別の記事にまとめています。
窓対策や買い出しのコツなど、あわせて読んでみてください。

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